今後の予定
Reflective Ecore Model Diagram EditorのRelease 0.1.2をリリースしてから約1ヶ月が経ってしまいましたが、まだ新しいバージョンをリリースできる段階にはありません。
しかし、Release0.1.2は一つの節目となっています。ひとまず、任意のXMLスキーマを指定してそのスキーマに準拠したXML文書をグラフィカル(オブジェクト図ライク)に編集可能なエディタとなります。そういう意味では「Reflective Ecore Model Diagram Editor」という名前は非常に複雑でわかりにくいものとなってしまっています。
なぜ、このような名前にしたかというと、EMFにはReflective Ecore Model Editorというツリービューエディタが付属しており、そのダイアグラム版という位置付けにしたい、と考えたからです。
EMFでは、EcoreというEssensial MOFの実装を提供しています。Ecoreのインスタンス(.ecoreファイル)を作成すると、それがXMLスキーマに相当するメタモデルとなります。実際、.ecoreファイルから.xsdに変換可能です。そして、EMFに付属のReflective Ecore Model Editorは、メタモデルである.ecoreファイルを指定してそのインスタンスを編集するエディタです。*1
というわけで、次バージョンでは、メタモデルとして.xsdファイルだけでなく.ecoreファイルも指定可能にする、という大きな機能追加を行おうと考えています。大きな機能追加なので,バージョン番号はRelease0.2.0にしようと思います。
*1:"A model is a model is a model."ということで、ややこしいですね