最小のハンドコード量で実装する能力

プログラマにとって,たくさんのコードを短期間に書いてプロダクトを完成させることができる能力というのは,もちろん重要だと思います。

しかし,近年,優れたフレームワークやツールがどんどん登場しています。Eclipseプラットフォームや,EMF,GMFといったフレームワークを用いて開発したり,昨日のブログエントリを書いていて,

既存のフレームワークやツール(ジェネレータ)を最大限に活用し,最小のハンドコード量でプロダクトを完成させる能力が重要

だと感じました。実績のある既存のソフトウェア(ライブラリやフレームワーク)を再利用しつつ,コード自動生成ツール(GUIデザイナ含む)を最大限に活用することで,自分の手で書くコード量を最小限に抑えることにより,短期間に高品質なプロダクトを開発することができます。

そのためには,新規プロダクトを開発する場合に,利用可能なフレームワークやツール等を十分に調査し,適切に選択する必要があります。これにより,新規開発部分を明確にできます。そうでないと,「何ヶ月も使ってある機能を実装したが,実はその機能は既存のフレームワークによって提供されていた!」なんてことが起こってしまいます。(実装して楽しかったからまあいいか,という考えもあるかもしれませんが)

というわけで,日ごろからフレームワークやツールを調査/味見するのは重要だな,と思いました。新し物好きであることは利点かもしれませんね。